ゴルフクラブのシャフトは、適切に選ばれていないと思うように球が飛ばない可能性があります。選び方を誤ると、コストパフォーマンスの高いクラブを購入しても期待した結果が得られません。本ブログでは、ゴルフクラブのシャフトを選ぶ際の重要なポイントについて詳しく解説しています。ゴルフ初心者から上級者まで、シャフト選びのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1. シャフトを選ぶ際の4つのポイント
ゴルフクラブを購入する際に、クラブのモデルが気に入ったら次はシャフトの選択です。しかし、シャフトの選択を間違えると、素晴らしいクラブでもプレーで十分な結果を出せないかもしれません。したがって、シャフトの選択は非常に慎重に行う必要があります。今回は、シャフトを選ぶ際の基本的なポイントについて説明します。
① 重量 シャフトの重量は、単純にシャフトの重さを意味します。ドライバーでは30グラム台〜80グラム台、アイアンでは70グラム台〜130グラム台が一般的な選択範囲です。
重量の選び方の目安は、自身のパワーによります。パワフルなプレーヤーは重いシャフトが適していますが、パワーが不足している場合は軽いシャフトがおすすめです。一般的なアマチュアゴルファーには、ドライバーで50グラム台、アイアンで100グラム前後のシャフトが最適です。少しパワーがある場合には、ドライバーで60グラム台、アイアンで110グラム前後のシャフトを選んでみましょう。重量が気になる方は、ドライバーで40グラム台、アイアンで80グラム台の軽めのシャフトを選ぶこともできます。
② フレックス フレックスとはシャフトの硬さを示す基準です。X、S、SR、R、Lなどの表記があります。フレックスは、片側を固定した状態でシャフトを弾いた際の振動の度合いによって分類されます。フレックスの選択には明確な基準はありませんが、一般的にパワフルなゴルファーにはRフレックスが適しています。少しパワーがある場合にはSフレックスが適しているでしょう。ゴルファーによってフレックスの選び方は異なるため、自分のスイングに合ったフレックスを選ぶことが重要です。
③ トルク トルクはシャフトの回転しやすさを示す数値です。一般的には、2.0〜7.0の範囲の数値で表されます。数値が大きいほど、ヘッドがついた際にフェースが開いてしまいやすくなります。
一般的には、4.0程度が一般的なトルクとされています。初心者の場合、トルクが5.0程度だとフェースが開いてしまい、右に曲がってしまうことがあります。上級者はシャフトを軸回転させることができるため、トルクが3.0前後のシャフトを選ぶといいでしょう。アイアンの場合は、トルクの数値が表示されていないことも多いため、トルクに気を使う必要はありません。
④ 調子 調子は、シャフトのしなりを示します。元調子（X）、中調子（S）、先調子（R）の3つに分類されます。
多くの場合、シャフトのモデル名に重量が表示されているため、比較的判断しやすいです。シャフトの選択は慎重に行い、それぞれのポイントを理解して適切なシャフトを選びましょう。
2. 重量が重要なワケ
シャフトの選択において、重量は非常に重要な要素です。クラブ全体のバランスやスイングスピードに影響を与えるため、適切な重量を選ぶことは必須です。以下では、シャフトの重量について詳しく説明します。
2.1 ドライバーの重量 ドライバーシャフトの重量には、30グラム台から80グラム台まで様々な選択肢があります。一般的に、パワフルなスイングを持つゴルファーには重たいシャフトが適しており、パワーが不足している場合は軽いシャフトが適しています。アマチュアゴルファーには、ドライバーで50グラム台、アイアンで100グラム前後のシャフトが一般的な基準となります。力がややある場合は、ドライバーで60グラム台、アイアンで110グラム前後のシャフトを選択することもできます。一方、力が不足している場合は、ドライバーで40グラム台、アイアンで80グラム台の軽いシャフトを選ぶことがおすすめです。
2.2 アイアンの重量 アイアンのシャフトの重量も非常に重要です。重いシャフトはボールをしっかりと捉えるため、高い弾道や安定した飛距離を実現します。一方、軽いシャフトはボールを上げやすくするため、初心者やハイハンディキャップのゴルファーに適しています。アイアンのシャフトの重量は、70グラム台から130グラム台まで幅広い選択肢があります。
2.3 良い重量の選び方 シャフトの重量は、クラブのバランスとスイングスピードに合わせて選ぶ必要があります。適切な重量を選ばないと、クラブ全体のバランスが崩れ、スイングが安定しない可能性があります。重量の選び方の目安は、まず自身のスイングスピードと体力を考慮し、一般的な基準に従って重量を選ぶことです。そして、実際にクラブを振ってみて、自身のスイングに適合する重さを見つけることが重要です。
重量を選ぶ際には、自身の体格やスイングスタイルに応じて適切な重量を選ぶことがおすすめです。また、試打やフィッティングセッションを通じて、最適なシャフトを見つけることもできます。
重量はシャフト選びにおいて重要なポイントであり、クラブ選びの際には十分に注意して選ぶことが重要です。
3. フレックスの見分け方
ゴルフクラブのシャフトを選ぶ際に重要な要素の一つが「フレックス」です。フレックスはシャフトの硬さを表す指標であり、ゴルファーのスイングスピードやフェースヘッドの動きに合わせて選ぶ必要があります。フレックスの見分け方や選び方について詳しく解説します。
3.1 フレックスの定義と表示方法 フレックスとは、シャフトの硬さを表す指標であり、一般的には以下のように表示されます。
X: Extra Stiff（エクストラスティフ）
S: Stiff（スティフ）
R: Regular（レギュラー）
A: Amateur（アマチュア）
L: Ladies（レディース）
ただし、全てのメーカーが同じ基準でフレックスを定義しているわけではありません。そのため、フレックスの表示には注意が必要です。また、フレックスの硬さは数値で具体的に表されることもありますが、数値が表示されない場合もあります。
3.2 フレックスの選び方 フレックスの選び方は、自身のスイングスピードに合わせて行うことが重要です。
X: 高いスイングスピードを持つプロや上級者向け
S: 中上級者向け
R: アマチュア向け
A, L: 初心者や女性向け
自身のスイングスピードを正確に計測することは難しいですが、大まかな目安としては、以下のように選ぶことができます。
スイングスピードが120mph（マイル毎時）以上: Xフレックス
スイングスピードが110～120mph: Sフレックス
スイングスピードが100～110mph: Rフレックス
スイングスピードが90mph以下: AフレックスまたはLフレックス
ただし、フレックスは個人の感覚によっても異なる場合があります。自分に合ったフレックスを見つけるためには、クラブフィッティングを受けることがおすすめです。クラブフィッターはスイングスピードを測定して、最適なフレックスをアドバイスしてくれるでしょう。
ゴルフクラブのシャフトを選ぶ際には、フレックスの選び方にも注意を払いましょう。自身のスイングスピードに合ったフレックスを選ぶことで、より快適なスイングと飛距離を実現することができます。
4. トルクとは何か?
トルクは、ゴルフクラブのシャフトに関する重要な要素の1つであり、軸方向の回転のしやすさを表す数値です。通常は2.0～7.0の範囲で表示されます。この数値は、一定の力を加えたときの回転角度を示しています。
トルクの影響 トルクが大きいほど、シャフトにヘッドがついたときにフェースターン（フェースの開きや閉じ具合）が発生しやすくなります。一般的には4.0前後のトルクが一般的であり、ボールの飛び方や方向性には大きな影響を与えません。
初心者の場合、シャフトがフェースターンを起こしやすいため、トルクが5.0前後のシャフトを選ぶことが推奨されます。これにより、ボールが右に飛んでしまう可能性を抑えることができます。一方で、上級者は自分でシャフトを軸回転させることができるため、トルクが3.0前後のシャフトを選ぶことができます。
トルクの他の影響 トルクの数値は、シャフトの振り抜きや操作性にも影響を与えます。数値が大きいほどシャフトのしなりが大きくなり、操作が難しくなります。そのため、自分のスイングやプレースタイルに合わせた適切なトルクの数値を選ぶことが重要です。
トルクの表示 アイアンの場合、トルクの数値は表示されていないことが多いため、あまり気にする必要はありません。しかし、ドライバーの場合はトルクが表示されることがありますので、選ぶ際には参考にしてください。
自分に合ったトルクの数値を選ぶことで、ゴルフクラブの性能や感触に影響を与えることができます。このトルクの意味や影響をしっかりと理解し、自身に合ったシャフトを選ぶことが大切です。
5. 調子の違いで変わるフィーリング
ゴルフシャフトの調子は、スイングの感触やボールの飛び方に大きな影響を与えます。それぞれの調子によって、クラブのしなり方が異なります。以下では、調子の違いによるフィーリングの変化をご紹介します。
ゴルフシャフトの調子には、元調子、中調子、先調子などのタイプがあります。それぞれに特徴があり、スイングやボールの飛び方に影響を与えます。
元調子（そとし） 元調子のシャフトは、手元に近い部分がしなりの頂点になるように膨らんでいます。この調子の特徴は、手元をしならせることでクラブ全体を加速し、距離を稼ぐことができる点です。タメをほどくのが苦手なゴルファーには特に適しています。
中調子（なかし） 中調子のシャフトは、真ん中の部分がしなりの頂点となります。ほとんどのクラブは中調子が採用されており、多くのプレーヤーにとって適しています。ただし、個々のスイングやタイミングによって適した調子は異なるため、一概にどのタイプが合うとは言えません。
先調子（さきし） 先調子のシャフトは、先端近くがしなりの頂点となります。手元から真ん中がしっかりした先調子のシャフトは、切り返しでシャフトに大きな負荷をかけるスイングに適しています。一方、元調子や中調子のシャフトでは球が暴れてしまう可能性があります。
以上が、シャフトの調子の違いによるフィーリングの変化です。ゴルファーそれぞれのスイングやタイミングに合った調子を選ぶことで、より快適なスイングと飛距離を実現することができます。しかし、シャフトの選択には個人の好みや能力も関係してくるため、慎重に選ぶことが重要です。
まとめ シャフトの選択は、クラブ選びにおいて非常に重要な要素です。シャフトの重量、フレックス、トルク、そして調子によって、スイングフィーリングやボールの飛び方が大きく変わります。ゴルファー個人のスイングスピードやプレースタイルに合わせて、適切なシャフトを慎重に選択することが重要です。適切なシャフトを見つけることで、クラブのパフォーマンスを最大限に引き出し、より快適でコントロール性の高いゴルフができるようになります。自分に合ったシャフトを見つけるための試行錯誤を重ね、自身のゴルフの幅を広げていくことが大切です。
よくある質問 シャフトの重量はどのように選べばいいですか? シャフトの重量は、自身のスイングスピードとパワーに合わせて選ぶ必要があります。一般的にパワフルなゴルファーには重いシャフト、力の弱いゴルファーには軽いシャフトが適しています。アマチュアゴルファーの場合、ドライバーで50g台、アイアンで100g前後のシャフトが最適でしょう。少しパワーがある場合はドライバーで60g台、アイアンで110g前後を選んでみると良いでしょう。
フレックスの選び方は? フレックスの選び方は、自身のスイングスピードに合わせて選ぶことが重要です。スイングスピードが高い上級者にはXフレックス、中上級者にはSフレックス、アマチュアにはRフレックス、初心者や女性にはAフレックスやLフレックスが適しています。ただし、個人差も大きいため、クラブフィッティングを受けることをおすすめします。
トルクとは何ですか? トルクはシャフトの回転のしやすさを表す数値で、一般的に2.0~7.0の範囲で表されます。数値が大きいほどシャフトの回転が大きくなり、ボールの飛び方や方向性に影響を与えます。初心者の場合はトルクが5.0前後のシャフトを選ぶと良いでしょう。一方で、上級者は自分でシャフトを回転させることができるため、トルクが3.0前後のシャフトを使うことができます。
調子の違いによるフィーリングの変化は? ゴルフシャフトの調子には、元調子、中調子、先調子の3つのタイプがあり、それぞれが異なるフィーリングをもたらします。元調子は手元を大きくしならせることができ、距離を稼ぐことができます。中調子は一般的に多くのゴルファーに適していますが、個人差もあります。先調子は切り返しでシャフトに大きな負荷をかけるスイングに適しています。ゴルファー自身のスイングに合わせて、最適な調子を選ぶことが大切です。
関連
